財務 MAS
金融機関本部との連携・交渉術と経営改善計画策定の実務
金融円滑化法により返済猶予を受けた中小企業の多くが、その条件であった経営改善計画の策定を行わず、手付かずの状態であると言われています。そこで期待されているのが、税理士・会計士による策定支援です。中小企業の資金繰りを改善するためにも、実効性の高い支援が求められていますが、金融機関の仕組みや考え方を知ることなく、それを行うことは不可能です。本講座では、経営改善計画の具体的な策定手法や金融機関本部と上手に交渉するための方法を、中村中先生、中村文子先生に詳しく解説していただきます。
プログラム
(1)金融機関との連携・交渉を行うために理解すべき「金融機関の仕組み」
- ①経営改善計画策定支援の必須知識
・経営改善策定支援を行う際の金融機関への相談
・金融機関への支援依頼のポイント ・DDSの活用
・金融機関の規模による支援の違い ・業種転換などを行う場合
・金融機関の内部組織と稟議書の理解 - ②顧問先をサポートする際に理解しておくべき項目
・金融機関との付き合い方 ・日本固有の複数行取引の実態
・金利交渉 ・シンジケートローン、私募債
・経営者保証ガイドライン ・粉飾に関する金融機関の考え方
(2)事業承継と銀行格付けの関係
- ・事業承継による格付ランクダウンと後継者の資金調達に与える影響
- ・金融機関対応を意識した後継者主体の経営改善計画の策定手法
(3)経営改善計画策定の具体的手法
- ・経営改善計画策定のポイント(表紙/債務者概況表/会社概要/過去の業績推移/金融機関取引状況)
- ・事業DDの具体的手法の説明
- ・効果的なモニタリング体制
- ・新組織とセグメント計画
- ・金融機関本部・審査部が望む「キャッシュフローに結びついた経営改善計画」とは
開催要項
日 程 | 2016/1/19(火) 13:30~16:40(受付開始13:00) |
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会 場 | ビズアップ総研 セミナールーム(東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター10F) |
料 金 | エグゼクティブ会員、プレミアム会員、Webセミナー会員、各研究会会員・・・無料 |
お問い合わせ | ㈱ビズアップ総研(担当:小西) TEL: 03-3569-0968 |
講師
株式会社ファインビット 代表 中小企業診断士 中村 中 先生
三菱銀行(現三菱東京UFJ銀行)本部、支店長、関連会社取締役等を経て2001年に株式会社ファインビットを設立。
「東洋経済」誌が選んだ「著名コンサルタント15人」の1人。 著書には、銀行交渉のための「リレバン」の理解(中央経済社)などがある。株式会社マネジメントパートナーズ顧問。
中村文子公認会計士事務所 代表 公認会計士 税理士 中村 文子 先生
朝日(現 あずさ)監査法人、東京北斗(現 仰星)監査法人を経て、平成15年に中村文子公認会計士事務所を設立。株式公開コンサルティング、内部統制コンサルティング、法定監査に従事している。また、多数のセミナー等で講師を務めるとともに、大阪市立大学大学院非常勤講師としても活躍している。
お申込み方法
受講料のお支払い方法
- ・受講票に同封いたしました受講料請求書に記載の弊社口座にお振込み願います。
- ・受講料のお振込みは、送付状に記載している期限日までにお願いいたします。
なお、振込手数料は貴社にてご負担願います。 - ・領収書は発行いたしませんので、「振込金受領書」を領収書としてご使用ください。
受講キャンセル
- ・受講キャンセルの場合は、受講票同封の送付状に記載している期限日までに必ずご連絡ください。
この場合、無料で受付させていただきます。
ただし、それ以降のキャンセル、当日のご欠席の場合は、受講料のご返金はいたしかねます。
(代理の方のご出席は受付けいたします。) - ・期限日以降にキャンセルされた場合、当セミナーを撮影・収録しましたDVDを無料でご提供いたします。
お願い事項
- ・講義の録音・録画はご遠慮願います。